五十肩のメカニズム検証 TOP → 五十肩の検査と病名 肩峰下滑液包炎

肩峰下滑液包炎

肩峰下滑液包炎(けんぽうかつえきほうえん)とは、肩峰下滑液包が炎症を起こす病気のことをいいます。肩峰下滑液包というのは肩の先のところにある肩峰と上腕骨の間にあるもので、水枕のような役目を果たしています。

この場所は血管と神経が多い場所なので、少しでも炎症が起こるとすぐに痛みが出るところです。滑液包自体が炎症を起こしたり、腱板が切れて滑液包内の液体が漏れ出したりすることで痛みが起こります。

この病気は60歳代ぐらいの方に起こりやすく、老化現象の一つと言われています。症状は腕を上げたときに痛みが出たり、夜間に強い痛みが出たりします。

五十肩の前段階とも考えられますが、原則として腕が一通りに動くので、運動制限がある五十肩とは区別されています。治療方法は基本的には安静にすることが一番です。痛みがあるので、消炎鎮痛薬を飲むことが有効的とされています。

注射療法では炎症を起こしている部分をきちんと見極めて、溶性ステロイドに局所麻酔薬を混合させた液を1〜2週に1回注射します。速効性があるので注射をした時は痛みがなくなりますが、3日ほど経つと効果は薄くなります。

ですが、定期的に注射を行うことによって滑液包の炎症が除除に沈静化していくので、痛みが和らいでいきます。また血行を良くして疼痛を緩和してくれる、温熱療法もいいと言われています。

五十肩にもいいとされるこの療法の代表的なものには「ホット・パック」や「極超短波」などがあるので、担当医に確認してみるといいでしょう。一般的に手術などは必要ありませんが、リウマチや結核などの炎症性疾患による2次性の場合は手術をしなければならないことがあります。

※肩峰下滑液包炎の治療に関しては必ず医者に相談し、正しい治療を受けてください。


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